先月辞任の前豪州監督、横浜FM新監督に就任の可能性浮上 現地紙「週明けに契約も」

先月、豪州監督を辞任したポステコグルー氏 「海外で仕事をしたいと思っている」

 オーストラリア代表で長年にわたって指揮を執ったアンジ・ポステコグルー前監督は、パスワーク主体の戦いを代表チームに植え付けたが、先月ロシア・ワールドカップ(W杯)出場を決めた後に辞任を発表した。その同氏に対してJ1の横浜F・マリノスが招聘に動く可能性があるとオーストラリア紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」が報じている。

 ポステコグルー氏は2013年から母国代表の指揮を執り、翌年のブラジルW杯、そして2015年には地元開催のアジアカップで同国史上初の優勝を手にするなど、連動性を重視したパスサッカーを構築した。しかし、ロシアW杯最終予選で日本、サウジアラビアに次ぐグループ3位に終わり、プレーオフ粋となったことで批判が集中。代表監督の座を自ら去った。

 この状況を受けてコンタクトを取ろうとしているのは、今季限りでフランス人のエリク・モンバエルツ監督の退任が決まっている横浜FMだという。記事によると、クラブと関係が深いシティ・フットボールクラブによって、ポステコグルーが指揮官候補に挙がっている模様だ。「そのオファーを検討し、日本への移転を受け入れたならば、週明けに契約を締結する可能性もある」と、早々の指揮官就任決定もあり得るとしている。

 現在、同氏は家族と短いバケーションを取っているようだが「私自身、海外で仕事をしたいと思っている。長期間にわたってフリーでいたくないのは明らかだ」とも話している。今オフのJリーグ監督動向は大きなうねりを見せているが、ポステコグルー氏もその一員となるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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