まさに日韓W杯「ロナウジーニョ弾」を彷彿 女子選手の“スーパーFK”をオランダ紙称賛

オランダ女子代表の主将MFスピッツ、W杯欧州予選でスーパーゴールを叩き込む

 2002年の日韓ワールドカップで、ブラジル代表のファンタジスタが叩き込んだ超絶ゴールを彷彿とさせる一撃が生まれた。オランダ女子代表は24日、2019年のフランス・女子ワールドカップ(W杯)の欧州予選に臨み、敵地でスロバキアに5-0と快勝。この試合で前半42分にスーパーゴールが生まれ、オランダ紙「テレグラフ」は「ロナウジーニョを思わせた」と称賛している。

 オランダは序盤から攻勢を仕掛け、開始8分にDFファン・デ・スラフトが先制点を叩き込むと、同42分にその場面は訪れた。ゴールまで約35メートルの位置でFKを獲得したオランダは、キャプテンのMFシェイリダ・スピッツがキッカーを担当。左手を挙げてゴール前に走り込もうとする味方に合図を送ると、助走をとってキックモーションに入る。

 ゴールへの距離と角度から、ボールは相手GKとDFの間に供給されるかと思われた。ところが、キッカーのスピッツが右足を振り抜くと、ボールはそのままゴール方向へ。ゴールラインから2メートルほど出てポジションを取っていた相手GKは意表を突かれる格好となり、バックステップを踏みながら対応を試みるも、足がもつれてジャンプできず。ボールはそのままGKの頭上を越えてゴール左隅へと吸い込まれた。

 よもやの形で失点して唖然とするスロバキアGKに対して、“してやったり”のスピッツは味方と抱擁し、喜びを分かち合った。

 

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