清武の古巣セビージャに激震 指揮官がCLハーフタイム中に衝撃の前立腺がん告白

CLリバプール戦、ハーフタイムに監督が選手に明かす 3点ビハインドから劇的ドロー

 清武弘嗣(セレッソ大阪)が2016年夏から半年間在籍したスペインのセビージャは、現地時間21日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第5節の本拠地リバプール戦で3点ビハインドから同点に持ち込み、貴重な勝点1を獲得した。劇的な展開の裏でエドゥアルド・ベリッソ監督がハーフタイム中に前立腺がんを告白する衝撃の一幕があったという。

 セビージャは前半の内にリバプールのブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの2得点とセネガル代表FWサディオ・マネのゴールで3点にビハインドを負い、苦しい状況のまま後半に臨んだ。すると、開始6分と同15分にFWウィサム・ベン・イェデルが立て続けにゴールを奪う。そして、試合終了間際のアディショナルタイム3分にコーナキックからMFギド・ピサーロが値千金の同点ゴールを決めてスタジアムを沸かせた。

 2004-05シーズンのCL決勝でACミランを相手に、0-3ビハインドから逆転でビッグイヤーを掲げたリバプールを相手にお株を奪うような粘り強さを見せたセビージャ。しかし、選手たちには衝撃的なニュースが届いていた。

 それは今夏に指揮官に就任したベリッソ監督が前立腺がんを患っているというもの。スペイン紙「マルカ」によれば、試合のハーフタイムに指揮官自ら選手たちに伝えていたという。試合から一夜明け、現地時間22日にクラブからも正式に発表された。今後は闘病生活に入る可能性があるという。

 ドラマのような展開で勝点1をもぎ取ったセビージャだが、チームには激震が走っている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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