ハリルJ撃破のベルギー代表に地元紙が疑問符 1-0勝利も「説得力に欠ける」「忘れるべき」

W杯優勝候補の一角、内容面での物足りなさを指摘

 日本代表は現地時間14日にブルージュでベルギー代表と対戦し、FWロメル・ルカクにゴールを許して0-1で敗戦した。この一戦についてベルギー地元メディアでは、「説得力に欠ける」「忘れるべき」と報じられ、FIFAランキング5位のベルギーにとっては収穫の少ない試合となったようだ。

「日本戦のレッドデビルズ(ベルギー代表の愛称)は説得力に欠ける」と報じたのは、ベルギー地元紙「Het Laatste Niewus」。この試合で決勝ゴールを決めたFWロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)が、同国代表の通算得点数を「31」に更新し歴代単独トップに立ったが、その他に特筆すべき点はなかったと指摘。「想像力の少ない試合」、「今夜のことは忘れるべき」など内容面では物足りないものだったとされている。

 ベルギーは日本戦の前に行われた10日のメキシコ戦でも思うようなパフォーマンスを見せることができず、3-3の引き分けに終わっていた。試合後にはMFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)が、「我々には優れた戦術、システムがなければ、メキシコのような国には問題を抱えることになる。残念なことに、我々はまだ解決法を見出していない。我々はとても守備を第一にするシステムでプレーしているが、ボールを持ちたがる攻撃的な選手でいっぱいなんだ」と、戦術批判ともとれる発言をして話題となった。

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、「今日は我々がゲームをコントロールしたと思う」と語るなど手応えを示しており、初招集で先発に抜擢したMF長澤和輝(浦和レッズ)が存在感を示すなど一定の収穫を得た。その一方、ロシア・ワールドカップ優勝候補の一角とも目されているベルギーにとっては、日本相手に1-0という内容では、収穫が少ないと見られているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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