J2京都が闘莉王に残留オファー提示 「自分がいることがプラスかどうか考えたい」

東京V戦後にクラブ幹部が公表 本人はオファーを認めつつも熟考する意向

 J2京都サンガF.C.が、元日本代表DF田中マルクス闘莉王に残留オファーを提示したことが明らかになった。

 京都は11日に行われたリーグ第41節の本拠地・東京ヴェルディ戦に0-1で敗戦。試合後、クラブ幹部が闘莉王に残留オファーを提示したことを公表した。

 残り1試合を残した時点で、京都は暫定11位。J1昇格プレーオフ圏内には届かず、来季もJ2で戦うことが決まっている。闘莉王はシーズン途中に本職のセンターバックとは異なるセンターフォワードにコンバートされたが、故障に苦しみながらも29試合に出場して自己最多の15ゴールをマーク。DF登録の選手としてはJリーグ史上初となる通算100得点の偉業も達成した。

 10月の第37節・熊本戦以来の出場となった東京V戦、0-1とリードされた直後の後半22分にピッチに立ったが、チームを勝利に導くことはできず。闘将は「怪我との戦いもあった。自分が出ていない試合でチームが勝ち星を伸ばせなかった。それは自分の言ってきたことがそこまで浸透していなかったということ」と悔しさを爆発させた。

 京都からの残留オファーを認めた闘莉王だが、「自分がいることがチームにとってプラスかどうか、しっかり考えたい」と語るにとどまった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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