インテルSB争いは「最終的にいつも長友がプレー」 伊メディアが“不死鳥ぶり”を評価

スパレッティ監督の要求に応え守備的任務を全う 「自分の立場をよく理解している」

 インテルの日本代表DF長友佑都は、今季加入のブラジル人DFダウベルトとのレギュラー争いを制している現状にあるが、インテル専門のニュースサイト「FCインテルニュース」が二人の争いについて特集を組んでいる。タイトルは「長友とダウベルト、サイドバックの呪いと対峙するスパレッティ」とされた。

「多くのサイドバックがチームを通り過ぎていくが、最終的にはいつも長友がプレーしている」

 多くのサポーターから聞かれた声をとして、このような言葉が紹介された。そして、今季から指揮を執るルチアーノ・スパレッティ監督もまた、ダウベルトの加入が決定した直後に「長友の評価をすることを忘るべからずだ。なぜなら、とても重要な選手だからだ」との言葉を残していたという。

 長友は2011年冬の移籍市場でチームに加入し、今や最古参選手になった。チームで初めての日本人選手に対し、サポーターは昨季のナポリ戦で相手FWホセ・カジェホンの決勝ゴールを招いてしまったような決定的なミスを、しばしば犯すことを指摘するという。しかし、その長友に今季開幕前の夏の移籍市場で適切なオファーは届かなかった。

 だからこそ、スパレッティ監督は長友に対して、徹底して「信頼性のあるプレー」を求めているとしている。それが、攻撃面では一列前のMFイバン・ペリシッチに多くを任せて貢献度が少なくて良いから、守備面で集中力を発揮すること。そして、ペリシッチの助けがなくともサイドを崩されないことだ。その指揮官の要求に対して、今季の長友はしっかりと応えているとしている。そして「確かに怪物級のプレーヤーではない。しかし、インテルでいかに機能するのか、自分の立場をよく理解しているプレーヤーだ」とした。

 

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