「これを外したらバカ」 伝説の男マラドーナが激白「W杯で印象に残る自身の5大プレー」

82年スペイン大会ハンガリー戦でのW初ゴールをセレクト、その一方で愚行も…

 ディエゴ・マラドーナ氏と言えばセレステ・イ・ブランコ(水色と白)のユニフォームのナンバー10として、数々のスーパープレーを披露してきた。先日行われたFIFA(国際サッカー連盟)の表彰式「The Best」にも出席し、健在ぶりをアピール。そんなマラドーナ氏はFIFA公式サイトでワールドカップ(W杯)での自身の印象的な5つのプレーを回想。“ディエゴ節”を披露している。

 まず挙げたのは1982年スペイン大会、4-1で勝利したハンガリー戦での自身のW杯初ゴールだった。1-0リードで迎えた前半28分、後半12分と立て続けにゴールを挙げる活躍を見せたが、「ただボールがゴールに入ってほしかっただけだよ。俺たちはベルギーとの初戦を落としていたからね。U-20W杯(当時ワールドユース)で得点したことはあるが、W杯でゴールを決めたのとは比較にならない。ママが来てベッドで朝食を食べさせてくれるようなものだ。そしてキスをしてくれるような、純粋な幸福だ」と独特の表現をした。

 同大会ではマラドーナ氏の“影の部分”も出た。それは2次リーグで対戦した宿敵ブラジル戦だ。味方がファールを受けた際、激高したマラドーナ氏は相手選手のバティスタを蹴り上げる愚行に出て一発レッド。試合はジーコらのゴールもあり、ブラジルに1-3で完敗した。当時を振り返るコメントも独特だ。

「数年後に俺はバティスタとも話したし、ファルカオともね。彼は言ったよ。『違うディエゴ、私たちが感じるなかでのサッカーであっただけだ』と。でも、もし俺が3ゴールを挙げて『ボールをこねくり回してたら、君らも怒るだろう?』と言ったんだ。でも……俺は間違えた選手を蹴ったね。信じられないけど」

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング