マンU伝説の「92年組」に指導を受けるチャンス! 選抜28人が来年3月に英国遠征へ

12月に千葉と大阪でセレクション開催

 世界で最も人気を誇るクラブの一つであるマンチェスター・ユナイテッド。その黄金時代を築き上げ、日本代表MF香川真司とも共闘したレジェンドから直接指導を受けられるチャンスをつかむ――10代前半から中盤にかけたサッカー少年にとって夢のようなセレクションが、今年12月に開催されることが決まった。

 ここ最近、数多くの海外ビッグクラブがスクールを常設する動きが多いなか、今回行われるセレクションは、掛け値なしのビッグネームから学ぶ挑戦権を得るものとなる。その指導者とは、通称「Class of 92」である。

 その面々は、1990年代から2000年代にかけて海外サッカーに触れたなら知らない人はいない。ギャリーとフィルの「ネビル兄弟」やMFニッキー・バット、そしてユナイテッド最強の中盤を長年にわたって支えたMFポール・スコールズ、MFライアン・ギグスといったかつてのスーパースターが名を連ねているのだ。1998-99シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグとプレミアリーグ、FAカップの「トレブル(3冠)」を成し遂げた主要メンバーとして、今もなお語り継がれている。

 近年サッカーファンになった人にとっては、スコールズとギグスは“香川の同僚”というイメージが強いかもしれない。両者は2012年夏から約2年間にわたってユナイテッドに所属した香川ともプレー。ギグスはモイーズ元監督の解任後、暫定監督として香川を起用。香川という日本人選手のイメージがあるのは、セレクションを受けるティーンエイジャーにとって心強いだろう。

 12月に千葉と大阪で行われるセレクションに合格した28人は、来年3月にイングランドへ遠征する。現地では彼らの指導を受けるだけでなく、現地クラブとのトレーニングマッチ、プレミアリーグの現地観戦もプログラム内に予定されているという。参加資格者の欄に「将来プロ選手を目指す」と明記されている通り、名門ユナイテッドにとって本気のプログラム。5年後、10年後の将来図を描くなら、このチャンスにチャレンジする価値はありそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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