U-17W杯初優勝に王手! 16強で日本に勝利のイングランド、王国ブラジルを3-1撃破

リバプール所属のFWブリュースターが大会二度目のハットトリック

 インドで行われているU-17ワールドカップ(W杯)準決勝が25日に行われ、16強で日本を破ったイングランドが王国ブラジルに3-1で勝利し、決勝進出を果たした。リバプールに所属するFWライアン・ブリュースターが大会二度目のハットトリックを決めている。

 序盤はブラジルが華麗なパスワークを披露するなどゴールを脅かす場面もあったが、前半10分に左からのクロスにブリュースターがゴール前に飛び込んだ。シュートは一度GKに防がれるも、こぼれ球を押し込んで先制した。同21分にブラジルのDFウェズレイに得点を許して同点とされるも、同39分には右サイドからの折り返しを足元に収めたブリュースターが至近距離から決めてイングランドが勝ち越しに成功した。

 ブリュースターは後半32分にもダメ押しとなる3点目のゴールを決めた。準々決勝のアメリカ戦(4-1)に続く、大会2度目のハットトリックを達成。データ分析会社「Opta」によれば、17歳の新星は今大会10本のシュートで7得点と圧巻の得点力を披露している。

 FIFA公式サイトも「ブリュースターがスリー・ライオンズ(イングランド代表チームの愛称)をファイナルへ連れていく」という見出しでストライカーの活躍を伝えた。初優勝が懸かる決勝ではマリとスペインの勝者と対戦する。

 2017年、イングランドの育成年代は圧倒的な結果を残している。U-17世代は欧州選手権で準優勝し、このW杯で優勝に王手を懸けた。その他にはU-23世代のトゥーロン国際大会、U-19欧州選手権、U-20W杯で優勝。U-21欧州選手権はベスト4に入った。A代表はこのところ結果を残せずに苦しんでいるが、若きライオンたちが将来に大きな希望を抱かせる快進撃を続けている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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