絶体絶命の危機から決勝弾! J2千葉GK、驚異の3連続セーブから高速カウンター炸裂

アウェー福岡戦で見せたビッグプレー GK佐藤のPKセーブが決勝弾を生む

 J2ジェフユナイテッド千葉のGK佐藤優也は、22日の第38節の敵地アビスパ福岡戦(1-0)でPKストップを含む驚異の3連続シュートストップを披露。このビッグプレーの流れから決勝点が生まれ、佐藤は殊勲のヒーローとなった。

 今季から就任したフアン・エスナイデル監督の採用するハイライン戦術において、佐藤は頻繁にペナルティーエリアの外まで飛び出してリベロの役割も求められている。その超攻撃的スタイルに注目が集まるが、この日は抜群のシュートストップ能力でチームを救った。

 佐藤が輝いたのは、前半28分に訪れたPKのピンチ。福岡FWウェリントンがゴール左を狙ったキックを読み切り、横っ飛びでセーブ。こぼれたところに詰めたFW松田力のクロス気味のシュートも左手一本でセーブすると、さらにMF山瀬功治の左足ボレーシュートも体を投げ出してブロックした。

 佐藤の気迫あふれる守備から千葉は一気にカウンターを発動。クリアボールをつなぎ、MF山本真希から右サイドをオーバーラップしたDF溝渕雄志に展開。クロスボールに合わせたFWラリベイのヘディングは相手GKに防がれるも、こぼれ球をFW船山貴之が押し込んだ。これが決勝点となり、千葉は2位福岡を1-0で下した。

 佐藤が披露した驚異の3連続シュートストップからの高速カウンターで白星を手にした千葉は、3連勝で10位をキープ。残り4試合でJ1昇格プレーオフ圏内の6位徳島ヴォルティスとの勝ち点差は「5」となっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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