クロップ監督、4失点大敗と守備崩壊に怒り心頭 「私がピッチにいれば起こらなかった」

トットナムのケインが2ゴール リバプールは1-4で敗れて3試合未勝利、9位に転落

 リバプールは現地時間22日に行われたプレミアリーグ第9節でトットナムとウェンブリー・スタジアムで対戦し、1-4と完敗を喫した。相手のイングランド代表FWハリー・ケインに2ゴールを許すなど守備が崩壊したが、リバプールのユルゲン・クロップ監督は「私がピッチに立っていれば、このような事態は起こらなかった」と振り返った。

 前半3分に最終ラインの裏に抜け出したケインに均衡を破るゴールを決められると、同12分にはケインのアシストから韓国代表FWソン・フンミンが左足で追加点。同24分にFWモハメド・サラーのゴールでリバプールが1点差に詰め寄るが、前半アディショナルタイムにMFデレ・アリ、後半11分に再びケインにネットを揺らされ、1-4で敗れた。

 クロップ監督は「試合全体として我々に責任がある。彼らに簡単にやらせすぎた」としたうえで、緩慢な守備でゴールを与えたと指摘。1失点目の場面ではクロアチア代表DFデヤン・ロブレンがケインに簡単に背後を取られたうえ、2失点目の際もGKウーゴ・ロリスからのスローの目測を誤って、カウンターを浴びた。

 指揮官は「あまり多くのことを言いたくはないが、もし私があの状況でピッチにいたら、ハリー(・ケイン)にボールを渡さなかった。私がピッチにいればこのような事態は起こらなかったはずだが、私はテクニカルエリアの中にいた」と、自らがプレーしていれば防げた失点だったと怒り心頭の様子だった。

 敗れたリバプールはこれで3試合勝利がなく、3勝4分2敗の勝点13で9位に転落した。一方のトットナムは6勝目(2分1敗)を挙げ、勝点20でマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドに次ぐ3位の座を守っている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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