なでしこジャパンがスイスを撃破 悪天候の中、中島と田中のゴールで勝利を手繰り寄せる

「MS&ADカップ」前半、前半はスイスにチャンスを作られるも無失点で後半へ

 なでしこジャパンは22日に国際親善試合「MS&ADカップ」でスイスと戦い、後半から投入された中島依美(INAC神戸)、田中美南(日テレ・ベレーザ)のゴールによって2-0で勝利した。

 高倉麻子監督率いる日本は、半年後に控えるアジアカップ兼女子ワールドカップ(W杯)アジア予選に向けてチーム構築を進めている中、欧州の新興勢力であるスイスとの対戦で力試しを図った。最終ラインには鮫島彩(INAC神戸)、熊谷紗希(リヨン)、宇津木瑠美(シアトル・レイン)といった2011年W杯優勝メンバーが並ぶ一方で、前線には昨年のU-17女子W杯優勝メンバーの長谷川唯、籾木結花(ともに日テレ・ベレーザ)、そして横山久美(フランクフルト)ら20代前半の選手を配した。

 会場の長野Uスタジアムは台風21号の影響もあって、激しい雨が降りしきる中でキックオフ。前半5分にはCKから長身のDFユリア・シュティールリに際どいヘディングシュートを放たれるなど、フィジカル差と鋭い出足からのショートカウンターを浴びる場面が散見された。

 それでも日本は徐々に保持率を高め、同18分には櫨(はじ)まどかのミドルシュートなどでスイスゴールを脅かし始める。同35分にはスイスのカウンターからFWエセオサ・アイグボグンにフリーでシュートを打たれる場面もあったが、ゴールレスのまま前半を折り返した。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング