展開、ダッシュ、ボレー! 神戸FWポドルスキが流麗プレー、来日初“右足弾”に反響

田中の胸ダイレクトパスからポドルスキが先制点 今季5ゴール目も1-2敗戦

  J1ヴィッセル神戸は21日のJ1第30節サガン鳥栖戦で1-2と敗れた。本拠地で敗れた神戸だが、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが来日初の“右足弾”を叩き込み、今季5得点目をマーク。流れるような一連のプレーが反響を呼んでいる。

 0-0で迎えた前半13分に魅せたのは、第26節からフル出場を続けているポドルスキだった。キャプテンのFW渡邉千真からの横パスを敵陣中央で受けると、サイドをするすると駆け上がった左サイドのDF松下佳貴へ展開する。松下がドリブルで切れ込み、中央へパスを供給すると、MF田中順也が胸でダイレクトパス。そこに走り込んだのが、攻撃の起点となったポドルスキだった。

 ゴール中央で完全にフリーとなったレフティーは、ボールが地面に落ちきる前に右足を一閃。利き足とは逆の右足ボレーで今季5ゴール目を決めて、チームに先制点をもたらした。ゴール直後、ポドルスキは両手で田中を指さし、「ナイス!」と言わんばかりのジェスチャーでチームメイトたちと喜びを分かち合った。

 左足でサイドへ展開し、その間に味方を信じて中央へダッシュ。そして最後は右足ボレー弾となった。Jリーグ公式YouTubeチャンネルはゴール動画を公開。まさにポドルスキに始まり、ポドルスキに終わる流麗な攻撃は反響を呼んでいる。

 神戸はその後に2失点を喫して敗戦したが、ポドルスキはこれでリーグ戦5試合連続フル出場を果たし、直近3試合2ゴールをマーク。しかし鳥栖戦で警告を受け、累積により次節の敵地ヴァンフォーレ甲府戦は出場停止となる。以降は、サンフレッチェ広島、セレッソ大阪、清水エスパルスと続くなか、ワールドクラスの妙技が再び見られるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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