U-17W杯で“リベリアの怪人”の愛息が猛威! 16強で鮮烈ハット「未来の希望が見える」

ジョージ・ウェアの息子ティモシーがU-17アメリカ代表でプレー、8強進出に貢献

 U-17ワールドカップ(W杯)に臨んでいる日本代表は現地時間17日、イングランドとの決勝トーナメント1回戦に臨む。初戦から厳しい相手との対戦になるが、イングランドに勝利した場合、準々決勝で戦うことになるのはアメリカとなった。そのチームでは、“リベリアの怪人”の愛息が猛威を振るっているようだ。

 アメリカは同16日に行われたパラグアイ戦で5-0の快勝を飾った。この大勝の立役者となったのは、FWティモシー・ウェアだ。前半19分に右サイドのクロスにスライディングで飛び込んで先制点をゲットすると、後半8分には左サイドでボールを持ってカットインするやいなや右足シュート。これがゴール右へと突き刺さり追加点。4-0とした後半32分にもこの日3点目を決めてハットトリックを達成した。

 この活躍ぶりに注目しているのは、スペイン紙「マルカ」だ。「アメリカ代表はロシアW杯出場を逃したショックが永遠に残るだろうが、U-17代表に未来の希望が見える」とした。その筆頭格として、ティモシー・ウェアの名前を挙げているが、彼の父親はオールドサッカーファンにとっては懐かしの存在、元リベリア代表FWジョージ・ウェアなのだ。

 ジョージ・ウェアは1990年代中盤にパリ・サンジェルマン(PSG)やACミランで大活躍したストライカーで、95年にはアフリカ人初のバロンドール獲得を果たした。その身体能力から“リベリアの怪人”と呼ばれ、現在は母国で政治家を務めて大統領選にも出馬している。一方、アメリカ生まれのティモシーは出生地であるアメリカの代表を選択し、今大会に出場している。

 

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