神の手弾や韓国の疑惑判定に並び… パナマの“ゴースト弾”「伝説の大誤審」に不名誉選出

マラドーナ「神の手発言」で伝説に

 マルカ紙では「フットボール界最大の大会でインチキなゴールで論争が起きるのはこれが初めてではない。他のとんでもない瞬間を振り返ろう」と過去の誤審を特集している。

 まず選出されたのは1966年W杯イングランド大会決勝で起きた疑惑のゴールだ。西ドイツ戦でイングランド代表FWジェフ・ハーストは延長前半11分、右からのクロスに完璧なトラップを見せ、右足一閃。シュートはバーの下を叩き、そのままバウンドした。ゴールラインを割っていなかったものの、ゴールが認められてしまう。ハーストの一撃でイングランド代表は4-2で下し、優勝を果たした。

 2番目はアルゼンチンの天才ディエゴ・マラドーナの神の手弾だった。1986年W杯準々決勝でアルゼンチンはイングランドに2-1勝利。いずれもマラドーナの一撃だったが、相手GKと競り合ったマラドーナの左アッパーがボールを直撃していた。完全な誤審だが、マラドーナはこの後、相手5人を抜く神業ゴールも決める天才ぶりを披露。試合後の「神の手発言」で伝説となった。

 3番目は元フランス代表FWティエリ・アンリが2010年W杯欧州予選アイルランド戦で見せた神の手アシストだ。0-1で迎えた延長戦で、エリア内に侵入したアンリは腕でボールをトラップ。その後のクロスでDFウィリアム・ギャラスの同点弾をアシストしたが、クロス直前に左手で二回タッチするというハンドだったため、試合後に物議を醸した。

 

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