FIFA会長、ロシアW杯でVAR導入を明言 「我々は前進する必要がある」

VAR初導入のW杯としても注目か

「ロシア・ワールドカップ本大会で導入するかについて、我々はVARを実装する準備ができているし、テストにはネガティブなものはない。VAR制度が使用されるたびに、審判の決定を確認したり、間違ったものを修正したりして上手くいっている。VARの目標は、細部を修正するのではなく、大きな間違いを修正することだ」

 インファンティーノ会長は改めてロシア本大会でのVAR導入を明言した。過去のW杯でも審判の判定が試合結果に影響を与えたとされる場面はある。1996年大会決勝のイングランド対西ドイツ戦、延長戦でイングランドが挙げたゴールが本当にラインを越えていたかどうかについては、50年がたった今も両国間での論争となっている。

 そうしたものに決着をつけるべく、FIFAは満を持してVAR導入を進めている。その初の舞台となるロシア本大会では、VARがそうしたドラマを打ち消すのか、あるいはVARを導入したからこそ生まれるドラマがあるのか。そうした意味でも注目の大会となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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