劇的弾でW杯初出場のパナマにさらなる歓喜! 大統領が試合翌日を“国民の休日”に制定

予選最終節での奇跡の大逆転にバレラ大統領も熱狂

 ロシア・ワールドカップ(W杯)予選は各地で波乱の連続となったが、最もサプライズの結果となったのは北中米カリブ海予選だ。10月10日に行われた最終予選最終節で、アメリカがまさかの敗戦を喫し予選敗退。その一方で、パナマが悲願の本大会出場を決めた。あまりの嬉しさによって、パナマの大統領は翌日を「国民の休日」に制定した模様だ。

 最終節を迎える前のパナマの順位は4位で、W杯出場権獲得となる3位浮上のためにはパナマが勝利したうえで、3位アメリカが敗戦するという条件のみだった。しかしアメリカが敵地で、最下位トリニダード・トバゴ相手に1-2で敗れる波乱が起き、一方のパナマはすでにW杯出場権を得ていたコスタリカに対してホームで2-1の逆転勝利。奇跡の初出場を果たした。

 悲願達成にパナマ全土が歓喜を爆発させたが、国を統治する立場にあるフアン・カルロス・バレラ大統領も例外ではなかった。後半43分に決勝ゴールが生まれる劇的な展開もあってか、試合後に自身の公式ツイッター上でこうつぶやいている。

「国民の人々の声がこう聞こえてくるよ、パナマにとって歴史的な日を祝いたいとね。明日は国民の祝日となるだろう。それは国にとって歴史的な一日だ。明日は公共機関、民間の労働者ともに自由な日だ。公立学校も私立学校も休みで、家族とともに祝おう」

 

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