1トップ争いの大迫と杉本が課題を指摘 「ボールが入らなかった」「もっと動き出しを」

ハイチ戦の展開に大迫は「2-2になった時点でダメだったのかな、と」

 日本代表の“1トップ争い”を制するのは、大迫勇也(ケルン)か杉本健勇(セレッソ大阪)か、それとも――。バヒド・ハリルホジッチ監督体制下の日本代表は、基本システムとして3トップを採用。10日に行われた国際親善試合ハイチ戦では前述の二人が最前線で起用された。杉本は代表初ゴール、大迫は安定感の高いポストプレーでアピールしたが、ともに満足感を漂わせることはなかった。

「あの引かれたなかで、もうちょっとボランチが絡んだりしないとなかなか難しいかなと思いました。(本大会でも)引かれることもあるだろうし、選手間で上手く話し合いたいですね」

 この言葉は大迫が発したものだ。試合は「前半はウチが良かったし、相手も悪かった」との言葉通り、ハイチの立ち上がりの不安定さを突いてMF倉田秋(ガンバ大阪)の2戦連続ゴール、そして杉本のゴールが生まれた。しかしハイチの反撃を許し、逆転されるまで効果的な攻撃はなかなか生まれなかった。

 2点リードしながら、3失点で逆転を許したハイチ戦。前半はベンチ、後半途中からピッチに立った大迫は、ボール供給の少なさを感じていたという。

「距離感は結構悪くなかった。ただ後ろからボールが入らなかった。その落ち着きがちょっとなかったのかなと思いましたね。ただ相手も勢いついたこともあったので。2-2になった時点でダメだったのかな、と」

 

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