粋なゴールパフォーマンスのはずが… 別ユニフォーム掲げる失態でナポリ選手も苦笑い

CLフェイエノールト戦、味方へのエールのはずが…別ユニフォームのしくじり

 セリエAのナポリは現地時間26日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)フェイエノールト戦に3-1で快勝した。先制点を挙げたイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェはゴール後にベンチへ駆け寄り、負傷離脱中のFWアルカディウシュ・ミリクのユニフォームを掲げる粋なパフォーマンスを披露しようとしたが、思わぬ失態を犯した。

 ゴールが生まれたのは前半7分。ナポリは持ち味のハイプレスでフェイエノールトの自由を奪うと、相手陣内でインシーニェがボールを奪取。そのままドリブルで持ち込み、ゴール正面から右足のミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。

 インシーニェは両手でハートを作るゴールパフォーマンスを見せながらベンチへ向かった。そして同僚のMFピオトル・ジエリンスキにユニフォームを手渡すように要求。これはナポリ加入後に左膝前十字靭帯の断裂と、右膝十字靭帯損傷という二度の重傷を負って戦線離脱中のミリクのユニフォームを掲げ、エールを送るパフォーマンスだった。

 しかし、折りたたまれて渡されたユニフォームは広げると、99番のミリクではなく20番のジエリンスキと書かれたもので、ナポリのスタッフと選手も思わず苦笑というハプニングが起きた。インシーニェは慌ててミリクのもの取り替えると、中継カメラとスタンドに向かって改めて99番のユニフォームを掲げた。

 英紙「テレグラフ」も「ロレンツォ・インシーニェ、アレク・ミリクへの贈り物でしくじり、間違ったシャツを手に」と取り上げた。勝点3を手にしたナポリだが、思わぬ場面でクローズアップされている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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