小林祐希、暫定首位に導く決勝弾 英メディアも活躍を速報「ウィナーが火を噴いた」

第6節のヴィレムII戦、後半19分に豪快なミドルシュートを突き刺して勝利に貢献

 ヘーレンフェーンの日本代表MF小林祐希は、現地時間23日に行われたエールディビジ第6節の敵地ヴィレムII戦に先発出場し、後半19分に今季初得点となる決勝ゴールを決めた。フェイエノールトが敗れたため、4連勝のヘーレンフェーンは暫定首位に浮上。小林は試合後にクラブ公式ツイッターで「サポートをありがとう、また次の試合で」と感謝の言葉を残している。

 今季公式戦7試合目にして待望の瞬間が訪れた。

 1-1で迎えた後半19分、小林はペナルティーアークやや後方でオランダ代表MFスタイン・スハールスからボールを受けると、迷わずに左足を一閃。強烈なミドルシュートをゴール右隅に突き刺し、嬉しい今季初得点を挙げた。「どうだ」と言わんばかりに両手を広げてアピールした小林だが、ボールを要求した際に事前にスペースがあることを確認しており、“必然のゴール”だったと言っていいだろう。

 試合はこの一撃が決勝点となり、ヘーレンフェーンは2-1で勝利。連勝を4に伸ばして、暫定首位に浮上した。英公共放送「スカイ・スポーツ」は、「ユウキ・コバヤシのウィナー(決勝弾)が火を噴いた」とヘーレンフェーンが首位に立ったことを速報。オランダで最も歴史のあるサッカー専門誌『Voetbal International』も「日本人MFは16メートルの距離からゴールを襲った」と小林の活躍を報じている。

 試合後、ヘーレンフェーンは公式ツイッターで動画を公開。フル出場で勝利に貢献した小林が「サポートありがとう、また次の試合で」と英語でコメントし、充実感をにじませた。強豪アヤックスと対戦する次戦でも、存在感を発揮してくれるに違いない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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