ヘタフェ柴崎にスペイン各紙が及第点評価 「そのスピードで相手を苛立たせた」

開幕3戦連続スタメンで今季初勝利に貢献

 ヘタフェの日本代表MF柴崎岳が、サウジアラビア戦から中2日の強行日程にもかかわらず、現地時間8日に行われたリーガ・エスパニョーラ第3節レガネス戦に開幕3試合連続のスタメン出場を果たし、チームの2-1勝利に貢献した。後半途中までプレーした柴崎はスペイン紙から及第点を与えられ、「そのスピードで相手を苛立たせた」と評価されている。

 ヘタフェの背番号「10」は、強行日程にも力強さを見せた。柴崎は5日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選サウジアラビア戦(0-1)の後半30分までプレー。約2年ぶりの代表招集により、日本、サウジアラビアと長距離移動を強いられながら、スペインに戻った柴崎は前線で奮闘した。

 前半15分には繊細なボールタッチからフィニッシュに持ち込むなど、高い技術を見せた。スペイン紙「スポルト」も「日本人のガクの動きはそのスピードで相手を苛立たせた」と評価されている。

 後半18分にMFヒメネスと交代したが、地元メディアは柴崎に及第点を与えている。「AS」紙は3点満点の2点評価。PKストップのGKグアイタ、ゴールを決めたFWアラムバリの3点満点に次ぐものだった。「マルカ」紙も同じく、3点満点で2点を柴崎に与えたが、これはグアイタ、アラムバリらと並ぶ両チーム最高タイの評価だった。

 スペイン1部に戦場を移したことから、バヒド・ハリルホジッチ監督のメンバー選考に食い込んだ柴崎。来年のロシアW杯に向けて、世界最高峰のリーグでどこまで成長できるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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