キャプテン長谷部、W杯出場決定も苦笑 大一番でのミスに「迷惑かけた」 

6大会連続W杯出場を喜んだ長谷部 自身のプレーに「危ない場面でボールを失って…」

 日本代表の頼れるキャプテンが帰ってきた。31日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦で日本の主将MF長谷部誠(フランクフルト)が戦線に復帰し、フル出場。自身のパスミスに苦笑しつつも、6大会連続のW杯出場を喜んだ。

 長谷部はバヒド・ハリルホジッチ監督が「欠かすことのできない我々のキャプテン」という絶大な信頼を得る存在だった。しかし、昨季ブンデスリーガの試合でゴールポストに右膝を強打し負傷。ここから長期の戦線離脱を余儀なくされた。

 3月のW杯最終予選、敵地UAE戦では、現地メディアでフランクフルト関係者が「手術が必要な怪我」とコメントしたのが報じられたなかでも強硬招集に踏み切るほどだった。結局、長谷部は右膝の手術に踏み切り、UAE戦から最終予選3試合の欠場を強いられていた。

 そこから長谷部は「この8月31日を目標にリハビリをしてきたので良かった」と、勝利すれば本大会出場が決まる大一番に間に合わせた。ハリル監督が3ボランチに近いシステムの採用を決断したなか、長谷部はその中央に君臨。自身が「怪我をしてチームに迷惑を掛けましたし、プレーも危ない場面でボールを失って迷惑をかけた」と苦笑したように、危険なボールロストもあったが、無失点に抑え込むなど勝利に貢献した。

 

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