バルサが51億円で“アフリカのシャビ”獲得に前進 来週にも決定とスペイン紙報道

待望の司令塔タイプとしてニースのセリに白羽の矢

 リーグタイトルの奪還を狙うバルセロナはブラジル代表MFパウリーニョに続き、新たにニースから“アフリカのシャビ”とも言われるコートジボワール代表MFジャン・ミシェル・セリを4000万ユーロ(約51億円)で獲得する可能性が高まっている。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じた。

 ニースはセリに対して契約解除金4000万ユーロを設定している。バルサはこの金額を支払う準備を進めており、来週にも新戦力として迎えることになると伝えられている。

 バルサは司令塔タイプの選手として、パリ・サンジェルマン(PSG)のイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティ獲得を希望していたが、これには失敗。そのため、プレースタイルが似ているというセリに白羽の矢を立てたという。同時にリバプールのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョも追いかけ続けていたが、セリの獲得が実現してもコウチーニョ獲得を諦めるつもりはないと記されている。

 パウリーニョ獲得に大金を注ぎ込んだバルサだが、この補強を疑問視する声もある。セリも躍進ニースで活躍し、シャビの後継者との触れ込みはあるが、パウリーニョと同じくリーガ・エスパニョーラでのプレー経験はゼロ。ともにメガクラブでのプレー経験のない二人のMFに、8000万ユーロをつぎ込むことになる。

 スペイン・スーペルコパでは宿敵レアル・マドリードに2戦合計1-5と完敗を喫するなど、クラブもファンもいまだFWネイマールをPSGに放出したショックから立ち直れていない。“シャビの後継者”を迎え、このピンチから立ち直ることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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