MLSで不可解判定 VAR使用も元ブラジル代表カカがまさかの一発退場

タッチライン際の攻防で両軍の選手が小競り合い、カカは仲裁に入ったが…

 各国のリーグで本格導入が進むビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)制度だが、アメリカMLSで元ブラジル代表MFカカが不可解な判定で退場処分となった。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 オーランド・シティとニューヨーク・レッドブルズとの一戦で、タッチライン際の攻防で両チームの選手が小競り合いを起こし、主審は何が起こったのかを確認するためにVARの使用を宣告。モニターの映像でチェックを始めた。

 オーランド・シティとレッドブルズの選手が一人ずつ対立を煽るような振る舞いがあったことが確認されたが、そのレッドブルズの選手をなだめようとしたカカが相手の顔を覆うように手をかけたのを主審は乱暴な行為と判断。最初の二人にそれぞれイエローカードを提示した後に、カカにはレッドカードが提示された。

 カカとレッドブルズのMFオーレリアン・コリンの間に険悪なムードは全くなく、むしろ元チームメイト同士のじゃれ合いのようなものだった。カカだけでなく、相手選手も一緒に「仲の良い者同士の冗談だ」と主審に抗議するという不思議な一幕になったが、判定は覆らなかった。

 

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