ネイマール放出はバルサのプラス材料!? スペイン伝説の名将「不満分子を排除できた」 

MSNの一角を失ったバルサにとって大打撃も…デル・ボスケ元監督は“プラス”と指摘

 バルセロナはブラジル代表FWネイマールをパリ・サンジェルマンに2億2200万ユーロ(約290億円)の移籍金で放出した。リオネル・メッシ、ルイス・スアレスとともにMSNと呼ばれる最強3トップの一角を失ったスペインの名門にとって大打撃となるが、ブラジルの魔法使いの移籍は「不満分子を排除できた」というプラス材料にもなると、スペイン伝説の名将が指摘している。

「選手の気分の揺れ動きとあまりに多く対応しなければいけないことは危険だ。バルセロナは折に触れて困難を生み出す可能性のある選手を排除できたんだ」

 スペイン地元ラジオ「カデナ・セール」で、こう語ったのはレアル・マドリード、スペイン代表で数々のタイトルを積み上げたビセンテ・デル・ボスケ元監督。年俸などの吊り上げ工作を頻繁に行ってきたネイマールの存在は、ドレッシングルームやチームの和を乱す危険分子だと指摘している。

 ピッチ上で圧倒的なパフォーマンスを昨季見せたネイマールを放出できたことはチームにとってプラスだと、名将は見ている。

 ネイマールの後釜としてリバプールのブラジル代表MFフェリペ・コウチーニョ、ドルトムントのフランス代表FWウスマン・デンベレ獲得に動いているバルセロナだが、ネイマールショックを機に一体感を増すことができるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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