名古屋対愛媛でJ史上2位タイの計11発 ハットトリックの田口は「まあ…」と渋い表情

今季J2史上最多の大乱戦、名古屋の4点リードから最終的に7-4勝利

 4-0、4-4、そして7-4。サッカーの試合とは思えない壮絶な打ち合いが展開された。6日に行われたJ2リーグ第26節、名古屋グランパス対愛媛FCは両チーム合計で今季J2史上最多となる11ゴールが決まる大乱戦の末、名古屋が勝利を収めた。

 名古屋は川崎フロンターレに攻撃マインドをもたらした風間八宏監督、愛媛はイビチャ・オシム氏の下で通訳を務めた間瀬秀一監督という個性溢れる同士の指揮官対決となるなかで、試合は思わぬ方向へと傾いた。

 序盤から猛攻を仕掛けたのは名古屋だった。前半2分に主将のFW佐藤寿人が先制点を奪うと、同18分にMF田口泰士、同32分にシモビッチ、そして後半3分に入って田口がこの日2点目となるヘディングシュートを決めて、この時点で4-0。名古屋が勝利を決定づけたかに見えた。

 しかし、ここから愛媛が猛反撃。後半13分に途中出場のFW丹羽詩温が1点を返すと、同24分にMF白井康介、その1分後にFW河原和寿、そして同27分に丹羽が再びゴールを決め、3分間だけで4-1が4-4の振り出しに戻ってしまった。

 ところがその2分後、パスアンドゴーで右足を振りぬいた名古屋のDF青木亮太のゴールで5-4、同36分にも青木が再び決めて6-4。そして後半アディショナルタイムには田口がダメ押しゴールでハットトリックを達成し、名古屋は辛うじて勝利をものにした。

 

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