14歳プロデビューの元神童がトライアウト 14クラブ目加入間近も…監督が獲得望まず

元米代表FWアドゥ、ポーランド1部サンデツヤ・ノビ・ソンチの加入が近づくも…

 14歳でプロデビューを果たし、神童としてもてはやされた元アメリカ代表FWフレディ・アドゥが今季からポーランド1部に昇格したサンデツヤ・ノビ・ソンチのトライアルを受けていることが分かった。自身14クラブ目となる新天地の決定が近づいているようだが、その一方で同クラブのロドスロウ・ムロチコフスキ監督は獲得を望んでおらず、ねじれた状況となっている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

 アドゥは2004年にD.Cユナイテッドと契約。14歳でプロデビューを果たし、サッカー界全体で大きな話題となった。2006年1月には16歳でアメリカ代表としても初キャップを刻むなど世紀の逸材として期待を集めた。しかし、その後はポルトガル名門ベンフィカなどにも所属したが、期待されたような成長曲線を描けず、昨季までに計8カ国13クラブを渡り歩く流浪人となっていた。

 そんなかつての神童も28歳となったが、2016年に北米サッカーリーグ(NASL)のタンパベイ・ローディーズを退団して以降は無所属となっていた。新天地を求めてポーランドでトライアルを受けているが、指揮官とクラブの方針にずれが生じるなど、いきなり複雑な事態に直面しているという。

 サンデツヤ・ノビ・ソンチを率いるムロチコフスキ監督はポーランドメディア「Sportowefakty.pl」に対して、アドゥのトライアル参加を「ジョークだ」と語り、戸惑う様子を明かしている。

 

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