磐田が11年ぶりの4連勝と快進撃 名波監督も手応え「選手が一体感を持ってやっている」

敵地新潟戦で2-0勝利、櫻内が強烈なドライブシュートを叩き込む

 ジュビロ磐田は1日のJ1リーグ第17節の敵地アルビレックス新潟戦で2-0と勝利し、2006年以来となる11年ぶりの4連勝を飾った。

 最下位に沈む新潟に対して、7位の磐田が徐々にボールを支配すると、前半40分にはMF中村俊輔のCKの流れから、こぼれ球を拾った中村がペナルティーエリア内へ走り込んだMF川辺駿にパス。そのままDFを交わしてシュートを放つと、相手DFに当たってゴールに吸い込まれた(記録はオウンゴール)。

 後半も主導権を握った磐田は後半9分、左サイドを突破して中央へパス。一度相手DFにクリアされるも、こぼれ球に反応したDF櫻内渚が思い切りよく右足を一閃すると、強烈なドライブシュートがネットに突き刺さった。試合はそのまま磐田が2-0で勝利し、磐田は11年ぶりの4連勝を飾った一方、呂比須ワグナー体制に代わった新潟は泥沼の5連敗と明暗がくっきり分かれた。

 試合後、磐田の名波浩監督は「ハーフシーズンを4連勝で締めくくりたいと思っていた。そのミッションを選手たちが100%の全力で達成してくれた」と選手に感謝を示した。一方、勝因に関しては「自信がある分、前を向いたプレーが多かった。守備でもアプローチのスピードや判断は我々の方が先に出れた。自信がそういうプレーをさせてくれた」と振り返っている。

 名波監督は「選手が一体感を持ってやってくれている」と確かな手応えをつかみながら、上位にしがみついていくという冷静な姿勢は崩していない。次節は本拠地でヴァンフォーレ甲府と対戦するなか、11年ぶりの快進撃を見せる磐田の戦いぶりに注目が集まる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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