「C・ロナウドよりも重要」 スペイン紙がレアル中井くんの技術称賛、今後の進路に注目

足元の能力を称え、「日本のメッシ」とも 今季はレアル下部組織で23試合5得点

 レアル・マドリードは現在エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの退団騒動に揺れているが、バルセロナを基幹とするスペインの「ムンド・デポルティーボ」紙はレアル下部組織に所属している“ピピ”こと中井卓大くんが「クリスティアーノよりも重要」とのタイトルで特集している。

 同紙は滋賀県出身の中井くんについて、11歳からレアルの一員になったことを伝えるとともに、未成年選手の移籍についての違反があったとしてクラブは補強禁止処分を受ける可能性があったものの、母親のTAS(スポーツ仲裁裁判所)での発言によって今夏の補強が認められた経緯に触れている。

 また、中井くんのスペインでの実績にも言及し、技術を称える言葉が並んだ。「ボールを持った際にメディアプンタ(トップ下)で発揮する素晴らしい足元の能力を持っていて、“日本のメッシ”、もしくは“レアル・マドリードのオリベル・アトム”だ」とバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、人気サッカー漫画「キャプテン翼」の主人公、大空翼になぞらえている。

 さらに「タクヒロの将来について、彼らの年齢の子供と同様にまだ知られるところではない。彼はサッカーにおいて、全て非常に高い質を持っているが、それは今の瞬間だ。彼はレアル・マドリードでチームメートとともに楽しんでプレーし続けたいとも話している」と、今後に進路についても大きな注目を寄せている。

 同紙によると中井くんは今季23試合に出場して、5得点を挙げたと紹介。現在レアルの下部組織では、かつて“銀河系軍団”の一員としてプレーしたテクニシャン、グティ氏が監督を務めているが、彼らのような目利きを驚かせるプレーを見せ続けられるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

レアル・マドリード公式サイトのスクリーンショットです●画像

 


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