復活の悪童FWバロテッリにとって安住の地に!? ニースが月給5500万円、2年契約を提示か

ニース移籍1年目でチームトップの15得点、クラブ会長が契約延長提示とスペイン紙

 イタリアが生んだ“悪童”ことFWマリオ・バロテッリが、高い評価を受けてようやく安住の地を見つけようとしている。所属するニースのジャン=ピエール・リヴェール会長が月給45万ユーロ(約5500万円)での契約延長を提示したとスペイン紙「マルカ」が伝えている。

 バロテッリは2007-08年シーズンにインテルでセリエAデビューを飾り、クラブや代表で大きな期待をかけられた。しかし、自宅内で花火遊びに興じるなど、ピッチ外での騒動ばかりが取り沙汰される結果に。その後、マンチェスター・シティやACミラン、リバプールなど転々として、昨夏の移籍市場最終日にたどり着いたのは、フランス1部のニースだった。

 かつての期待値を考えれば“ステップダウン”に見えた移籍だったが、一念発起したバロテッリは今季チームトップの15ゴール。かつて「スーパーマリオ」と呼ばれた男の爆発によって3位に入ったニースは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。

 この活躍ぶりをクラブのリヴェーレ会長も「私は皆さんに対して3つのことを話せる。彼は我々とともにいたいようだし、我々も金額面の調整をしたい選手で、交渉を続けることになる」とバロテッリ残留に向けて熱意を持っている。「マルカ」によれば、月額45万ユーロの2年契約を見据えているという。

 どん底の状況から脱したバロテッリは、欧州最高峰の舞台であるCLでプレーするチャンスを得ている。再びワールドクラスの選手へと上り詰められるか、目が離せない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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