柴崎がテネリフェを昇格プレーオフ決勝に導くゴール! 120分の死闘制しカディス破る

準決勝第2戦で決勝点、2戦合計1-1に追いつきリーグ上位のテネリフェが勝ち上がる

 テネリフェのMF柴崎岳が、1部昇格プレーオフ準決勝カディスとの第2戦でゴールを奪い、2戦合計スコア1-1ながらリーグ戦上位のテネリフェが決勝進出を果たした。

 第1戦でボランチでプレーした柴崎は、この日左サイド2列目に入った。本拠地エリオドーソに駆けつけたファンのサポートを受けてテネリフェは試合を押し気味に進め、中央から右サイドを中心に攻撃を展開。柴崎も前半22分に直接FKでゴールを狙うなど、積極性を見せた。

 すると前半34分のことだった。右サイドを突破したMFスソのグラウンダーのラストパスが相手GKに当たって流れると、ファーサイドでフリーとなった柴崎のもとへ。これを柴崎は落ち着いて右足で蹴り込んだ。

 テネリフェ移籍後2点目となった柴崎の一撃は、合計スコアを1-1とする貴重な同点ゴール。拳を握りしめてガッツポーズした柴崎のもとには、テネリフェのチームメートが抱きついて喜びを露わにした。

 柴崎は後半開始直後にも思い切りの良いボレーシュートを放ち、フィニッシュに関与しようと懸命の働きを見せる。カディスが攻勢をかけ始めた同21分にはFWアマトが抜け出すスルーパスを放ち、カウンターの起点としても機能した。32分にはヒールで巧みなトラップをしてゴール前正面約23メートルの位置で直接FKのチャンスを得る場面もあった。

 前後半90分間を1-0で終え、2戦合計スコアが1-1のため延長戦に突入する。レギュレーション上、上位であるテネリフェは引き分けでも決勝進出が決まる条件となっただけに、カディスが必死の攻めを見せる。それでもテネリフェが体を張った守りで凌ぎ切り、決勝進出を果たした。柴崎がその立役者の一人となったことは間違いない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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