レアルとC・ロナウドの対決姿勢が鮮明に クラブが鋭いジャブ「脅迫に屈することはない」

クラブ会長は自身の流儀を明確にする 「チームやクラブを先んじる人間はいない」

 レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは地元マドリード検察から1470万ユーロ(約18億円)の脱税容疑で起訴されたことに端を発し、ポルトガル代表の同僚に「移籍を決断した。撤回はしない」と断言したと報じられている。去就報道が過熱を帯びるなか、レアル寄りの論調で知られるスペイン紙「マルカ」は「レアル・マドリードはクリスティアーノ・ロナウドからの脅迫に屈することはない」と特集。エースと名門の対決姿勢が鮮明になっている。

 ロナウドはレアル移籍を決断したと報じられる一方、レアルはスーパーエースに対する姿勢を明確にしている。

「もしも、クリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリードからの移籍を強行しようとするなら、彼はリーガのビッグクラブの幹部に対して率直で、正直でなければいけない」

 記事ではこう報じている。ポルトガル地元紙「ア・ボラ」の報道に端を発したロナウド移籍騒動。スペイン税務当局から18億円の脱税の嫌疑をかけられているロナウドのクラブに対する不信感がメディアを通じて漏れ伝わっているが、クラブ上層部と直接会談すべきと指摘している。

 そして、レアルの総帥フロレンティーノ・ペレス会長はロナウドに対して名門の流儀を明確にしているという。「自分の意思に反する選手を慰留することはない。そして、チームやクラブに先んじる人間はいない」とペレス会長の哲学が紹介されている。

 

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