日本の“凡ミス”失点を海外メディアも厳しく評価 「DF陣が混乱をきたした」

イラクとの1-1ドローを米メディアも報じる

 日本代表は13日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選イラクを、1-1のドローで終えた。中立地開催となった灼熱のイラン・テヘランの地で辛くも勝ち点1を得た日本だが、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」では同点弾のシーンについて、「混乱をきたした」と厳しく評価されている。

 試合は前半8分、MF本田圭佑の右CKからFW大迫勇也のヘディングシュートで先制したものの、イラクに主導権を握られると、後半27分に悪夢の瞬間が訪れた。

 イラクのMFアブドゥルザフラがペナルティーエリア内へとドリブルで持ち込んだ際に、DF昌子源が倒れこみながら対応したが、ボールは前にこぼれる。ここで体を入れた吉田は安全策のクリアを選択せず、両手を広げながら相手をブロック。川島のキャッチを促したが、一瞬の隙が生まれた。FWアブドゥルラヒームからのプレッシャーを受けると、川島と吉田が交錯してボールがこぼれてしまい、反応したMFカミルに左足で強烈なシュートを叩き込まれてしまった。

 最少得点差での勝利を狙った日本だったが、ゲームプランを完遂できず勝ち点1の獲得に終わった。同局は「通算4度のアジアチャンピオンは、残り2試合を残した時点で、サウジアラビアとオーストラリアとわずか勝ち点1差のグループB首位となった」と混戦に拍車がかかったとしている。

 

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