ハリル監督、久保らと「真夜中ディスカッション」 イラク戦に向けて密に意思疎通

ハリル監督が選手らに直接働きかけ 「いろんな選手とコミュニケーションを取った」

 日本代表は13日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選イラク戦に臨む。前日会見に臨んだバヒド・ハリルホジッチ監督は、7日の国際親善試合シリア戦でコンディションが整わずノーゴールに終わったFW久保裕也(ヘント)らと「真夜中に及ぶディスカッション」に臨んだという。

 現時点で日本は1試合消化が少ない状況でグループ首位に立つが、2位サウジアラビア、3位オーストリアとは勝ち点16と並んでいる。それだけに政情不安が不安視される中立会場イラン・テヘランでの一戦でも勝ち点確保が必須となる。そのためには攻撃陣の奮起が期待されるが、欧州リーグで日本人初となるシーズン20ゴールをマークした久保の状況が懸念材料となっているようだ。

 久保はシリア戦、3月シリーズの2試合と同様に2列目右サイドで起用されたものの、ヘントで見せてきたようなキレを欠き、無得点に終わった。試合自体も1-1のドローでイラク戦に向けて不安視される向きもあるが、ハリルホジッチ監督は久保ら選手に対して直接働きかけたようだ。

「試合後の会見ですでに言ったが、たくさんのディスカッションを重ねてきた。1対1で話してきた。通訳を介さないといけないのが問題だが、久保だけじゃない。いろんな選手とコミュニケーションを取り、真夜中に達したディスカッションもあった。長い期間、いろんなことを説明した」

 

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