ハリルJで重要度を増す本田の経験値 ピッチ内外で「僕のやるべきことは多い」

若手台頭のチームで求められる自身の役割を明かす 「試合までのアプローチも非常に重要」

 日本代表FW本田圭佑は、13日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選イラク戦に向けて「僕のやるべきことは試合前でもそうだし、試合中も多い」と、勝利に向けて自身の役割が大きいと認識していることを話した。

 このイラク戦は、中立地イランで開催される。高温で乾燥している環境での試合とあって、それに応じたプレースタイルが必要になると、これまでの経験から本田は感じているという。そして、そのために必要なのは試合前からの働きかけにあると話した。

「攻守において、コントロールしないといけないなと思います。それは経験みたいなものが非常に重要になってくるんですけど、選手が意外に若いので、新しい選手もいますし、試合までのアプローチも非常に重要になってくる」

 本田は30歳になり、この代表チームでもベテランと言える存在になってきた。若手の台頭が望まれていたチームも、本田から右ウイングのポジションを奪いつつあるFW久保裕也や、最終予選で4ゴールを挙げるFW原口元気など1990年代生まれの選手の割合も増している。そうしたチームの中で、ワールドカップ2大会に出場し、予選も戦ったメンバーが経験を伝えることの重要性を話した。

 本田は、このイラク戦で相手のペースになる時間帯もあると考えているようだ。そうしたなかで、バヒド・ハリルホジッチ監督が求める速い攻撃を1試合にわたって求め続けることも危険だと警鐘を鳴らした。

 

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