英誌がJリーグ開幕時の名古屋と英雄リネカーを特集 「尋常でない怪しさ」と酷評したのは…

名古屋が創立25周年を記念して、Jリーグ開幕時のユニフォームを再現

 名古屋グランパスは4日、チーム創立25周年を記念し、Jリーグ開幕時のユニフォームを復刻版として再現し、8月のホームゲーム4試合で着用することを発表した。これを受けて英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」は、イングランドの英雄ギャリー・リネカー氏がかつて名古屋でプレーしていたことを振り返り、特集を組んでいる。

 リネカーはJリーグ開幕年の1993年にトットナムから名古屋に移籍。イングランド代表として80試合48得点、86年メキシコ・ワールドカップ得点王など数々の輝かしい実績を持つ世界的ストライカーとして、鹿島アントラーズの元ブラジル代表MFジーコや、ジェフユナイテッド市原(現千葉)に加入した元ドイツ代表MFピエール・リトバルスキーらと並ぶ大物助っ人として注目を集めた。

しかし名古屋では思うようなパフォーマンスを発揮できず、公式戦23試合出場で9ゴール。94年9月に現役を引退したことから、リネカーにとって名古屋が選手として最後のクラブとなった。ラストゲームには現在アーセナルを率いるアーセン・ベンゲル監督が現地観戦しており、その数カ月後に名古屋の指揮官に就任することとなった。

 同記事では、当時のユニフォームを再現したことについて、「名古屋が世界に波紋を起こしたあの時間へ敬意を払った」と紹介。公式ホームページ上でGK楢崎正剛が着用するカラフルなGK用ユニフォーム(同誌はアウェーユニフォームと紹介)に対しては「尋常でない怪しさ」と辛辣な言葉で表現した一方、MF田口泰士が着るフィールド選手用のホームユニフォームは「かつてリネカーが日本で着ていたものと全く同じもの」と、当時の写真付きで紹介した。

 1年でのJ1復帰を狙う名古屋は今季、J2リーグ17試合を終えた時点で自動昇格圏外の3位。リネカーら創立当時のタレント軍団が着ていたユニフォームを身にまとい、浮上のきっかけとしたいところだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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