“被害者”浦和への不可解な罰金処分 「チーム関係者が乱闘に参加」とAFC説明も…

ACL済州戦の乱闘騒動の処分確定、浦和は罰金220万円

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の浦和レッズ戦で前代未聞の蛮行に出た済州ユナイテッド(韓国)と選手に、アジアサッカー連盟(AFC)から厳罰が下された。韓国チームは「浦和にも非がある」「わざとではない」と強引な持論を展開し、抗議文を出していたが、AFC側は「意図的」と済州の暴力行為を一刀両断にする一方、“被害者”となった浦和にも罰金処分を命じている。

 AFCは9日、公式サイトで規律委員会の決定事項を発表した。

 最も重い処分を受けるのは、警告2枚で後半36分に退場処分となったDFチョ・ヨンヒョン。試合後にピッチに侵入し、主審に危害を加えたため6カ月間の資格停止と制裁金2万ドル(約220万円)という厳罰が下されている。

 延長後半終了間際の小競り合いで、ベンチからビブスを着たまま飛び出し、浦和MF阿部勇樹にジャンピングエルボーを見舞う愚行を犯したDFペク・ドンギュは、3カ月間の資格停止と制裁金1万5000ドル(約165万円)、試合終了後に浦和DF槙野智章を追いかけ回したDFクォン・ハンジンには、2試合出場停止と制裁金1000ドル(約11万円)の処分が下されることになった。また、済州はチーム自体にも4万ドル(約440万円)の罰金が科されるとした。

 だが、その一方で済州の暴行を受けた格好の浦和にも2万ドル(約220万円)の制裁金を科すと発表。「試合後にチーム関係者が乱闘に参加した。明確にこの試合の評判を落とした」と罰金の理由を発表している。浦和のスタッフは済州側の暴力行為から選手を守るために、クォン・ハンジンからの飛び膝蹴りを受けたり、興奮状態の相手スタッフを制止するために身体を張っていただけのように見えた。AFCが済州側の提出した抗議文の内容を汲み取ったのか、“被害者”にとっては厳しく不可解な罰金処分となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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