勝負強さ健在のモウリーニョ マンUのEL初制覇で達成した二つの金字塔とは

CLとELを二度ずつ獲得は史上初、就任1年目の二冠はクラブ初

 ジョゼ・モウリーニョ監督率いるマンチェスター・ユナイテッドは、現地時間24日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝でアヤックスに2-0と勝利し、同大会でのクラブ史上初優勝を飾った。モウリーニョ監督はこの勝利により、新たな金字塔を打ち立てている。

 ユナイテッドは前半18分にMFポール・ポグバ、後半3分にはMFヘンリク・ムヒタリアンがゴールを決めて2-0で快勝。平均年齢22歳という若きアヤックスを寄せつけなかった。優勝トロフィーの授与式では選手たちとともに、歓喜の輪に加わって喜びを爆発させた。

 モウリーニョ監督は2002-03シーズンにポルトで優勝して以来(当時の名称はUEFAカップ)、二度目のEL制覇。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)も03-04シーズンにポルト、09-10シーズンにインテルと二度の優勝を経験しているが、データ会社「オプタ」によればCLとELをそれぞれ二度ずつ獲得したのは史上初の快挙だという。

 世界最高の監督にのし上がるきっかけとなった大会で、再び頂点に立ったモウリーニョ監督。欧州カップ戦における決勝での勝率100%も維持した“スペシャル・ワン”は、さすがの勝負強さを見せて今季はリーグカップとの二冠も達成。サッカー情報サイト「Squawka」によれば、就任1年目でメジャータイトル二冠を勝ち取った監督はクラブ史上初で、こちらも歴史を塗り替える偉大な記録となった。

 プレミアリーグでは6位と苦戦したモウリーニョ監督だが、一発勝負での強さは健在だった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド