15歳久保、無念の決定機逸に英メディア注目 「大会最年少得点者のチャンスを逃した」

U-20W杯ウルグアイ戦、後半10分に放ったヘディングシュートの場面を「BBC」が紹介

 U-20日本代表FW久保建英(FC東京U-18)が、24日に行われたU-20ワールドカップ(W杯)韓国大会グループステージ第2戦のウルグアイ戦で、FW小川航基(ジュビロ磐田)の負傷退場により前半20分からの出場となった。エース離脱の緊急事態のなか、強烈なシュートやスルーパスで見せ場を作った15歳のアタッカーは、後半10分にゴール前で決定的なチャンスを迎えヘディングシュートを放ったが、この場面に英公共放送「BBC」も注目。「タケフサ・クボは大会史上最年少得点者となるチャンスを逃した」と報じている。

 0-2と敗れた試合で、久保は年齢差を感じさせないプレーを見せた。今夏イタリア王者ユベントスに約10億円で移籍するMFロドリゴ・ベンタクールなどトップクラスの実力者を相手に、才気あふれるプレーを見せつけた。

 最大のチャンスは後半10分に訪れた。MF市丸瑞希(ガンバ大阪)がペナルティーエリア内に侵入してループシュートを放つ。しかし、相手守護神は右手を伸ばしてスーパーセーブ。ゴール前に浮いたボールに反応したのが久保だった。ヘディングでシュートを放ったが、枠を捉えることができず、久保は悔しそうにピッチを思い切り叩いた。

 15歳で2世代の飛び級参戦を果たした神童のこのプレーは、海外メディアでも注目を集めている。英公共放送「BBC」は、「日本のミッドフィールダー、タケフサ・クボは大会史上最年少の得点者になるチャンスを逃した。15歳の少年はヘディングをバーの上に放ってしまった」と紹介している。

 

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