ミラン本田に伊紙「ゴールとともにサヨナラ」 欧州残留の可能性「具体的なものはない」

本拠地最終戦で本田が今季初ゴールも、伊紙「困難に直面したシーズン」と指摘

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、21日のリーグ本拠地最終戦のボローニャ戦で今季初ゴールとなる鮮やかな直接FKを決めて存在感を示した。ホーム最終戦のゴールに、イタリアのサッカー情報サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は「ゴールとともにサンシーロにサヨナラ」と特集。しかし、本田が希望する欧州残留の可能性については「具体的なものはない」と厳しい見通しを示している。

 本田はボローニャ戦の後半28分、ゴール正面の約23メートルからFKを直接狙った。右サイドを狙った左足のキックは鋭く曲がって落ち、相手GKミランテの手を弾き飛ばすようにしてサイドネットに吸い込まれた。チームメートに祝福され、ゴールのアナウンスではスタジアムに「ホンダ!」のコールがこだました。

 記事では「この日本人選手は困難に直面したシーズン。7試合で1ゴールだった。すでに契約延長の可能性はなくなっている」として、自らも公式ツイッターで退団発表をしている本田の来季を「残留0%、移籍100%、引退0%」とまとめた。その一方で、「未来は不確定」ともしている。

「ホンダの意図は2018年ロシア・ワールドカップにつなげるためにヨーロッパに残ること。彼のエージェントは周囲を見渡し始めているが、具体的なものはない。彼が同じ困難を繰り返さないためには中堅クラブが望ましい。だが、経済的な問題がそれを難しくさせている」

 

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