バルサDFピケ、優勝報告会で罵倒チャントのレアルDFと和解 「全て問題ない」と雪解け強調

優勝報告会でカルバハルがピケに向けたチャント、サポーターも大いに盛り上がる

 レアル・マドリードは21日の今季最終戦、敵地マラガ戦で2-0勝利を飾り、2011-12シーズン以来となる5季ぶり33回目の優勝を飾った。マドリード中心部のシベーレス広場でサポーターと優勝報告会を行った際、スペイン代表DFダニ・カルバハルが宿敵バルセロナの同代表DFジェラール・ピケを罵倒するチャントを絶叫し、物議を醸した。アンチ・レアルの急先鋒のストッパーだが、その後にスペイン代表の同僚と雪解け対話をしたことを明らかにしている。スペイン地元紙「スポルト」が報じた。

 サポーターと喜びを分かち合う祝勝会の壇上でマイクを掴んだカルバハルは、「ピケ、クソ野郎! 王者に挨拶しやがれ!」と絶叫。日頃からレアル批判を繰り返しているピケに向けたチャントにレアルのサポーターは大いに盛り上がり、ブラジル代表DFマルセロも肩を組んでジャンプするなど沸いた。

 チャントの対象となったピケは、イタリアとマジョルカ島で所要を済ませ、バルセロナのエル・プラット空港に到着。そこでレアル祝勝会での罵倒チャントの質問を受けた。ピケは冷静そのものだったという。

「全く気にならないね。普通のことだよ。彼らはハッピーで祝福しなければいけない。完璧にノーマルなことだと思うよ」

 宿敵の2011年シーズン以来のリーグ優勝に罵倒チャントの大盛り上がりで花を添える形となったピケだが、意に介するつもりもないようだ。そして、カルバハルともすでに話し合いは済んでいるという。「我々はもう話し合いを済ませている。全て問題ないんだ」と雪解けを強調していた。

 普段、舌鋒鋭いピケはレアルDFセルヒオ・ラモスと論戦を展開するが、カルバハルとはあっさりと和解を済ませてしまったようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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