モウリーニョ監督、異例のシーズン最短10秒会見 会見場に記者わずか3人…質問なくスピード退席

リーグ最終節クリスタル・パレス戦で2-0勝利後、史上稀に見るスピードで会見打ち切り

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は21日に今季プレミアリーグ最終節クリスタル・パレス戦で2-0勝利を飾ったが、試合後の記者会見を10秒という史上稀に見るスピードで打ち切った。

 モウリーニョ監督は記者会見室に登場すると、「みんなオッケーですか? 質問お願いします」と女性広報担当が切り出す。だが多くの記者は、シーズン最終節のためピッチ上でサポーターへの挨拶を行う選手の姿を見届けるなか、会見場にいた記者はわずかに3人のみだった。

 女性広報が「質問はありませんか? ないですか?」と問いかけても、応答はなし。「グッド、グッドバイ、ガイズ」と言い放った仏頂面のスペシャルワンは「バイ」と手を振りながら速やかに退席。この間わずか10秒。世界的人気クラブで番記者の数も圧倒的なユナイテッド史上に残る、異例のスピード会見となった。

 女性広報も「ありがとう。我々は努力したからね」と念を押しながら会見場を去った。

 英紙「ガーディアン」は映像付きで「モウリーニョはわずか10秒で会見を後にした」と伝えれば、英紙「デイリー・メール」も「誰も質問せず、モウリーニョの会見はわずか10秒しか続かなかった」と特集。また、英サッカー専門サイト「90min」は「間違いなくシーズン最短会見だった」と伝えている。

 名将は記者会見で毒を吐くこともなく、24日にスウェーデンのストックホルムで開催されるアヤックスとのUEFAヨーロッパリーグ決勝に全身全霊を注ぎ込むことになる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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