久保不発…ヘントはプレーオフ最終節敗戦 3位でCLの権利逃す、来季はEL本戦から出場へ

スタメン出場の久保は無得点、クラブ・ブルージュ戦は1-2敗戦

 日本代表FW久保裕也が所属するヘントは、ベルギーリーグ優勝プレーオフ最終節のクラブ・ブルージュ戦に臨み1-2で敗れ、3位でシーズンを終えた。スタメン出場の久保は無得点に終わった。

 勝ち点41の3位でこの一戦を迎えたヘントは、同42で2位ブルージュに敵地で勝利すれば来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦から出場の権利、引き分け以下ならUEFAヨーロッパリーグ(EL)本戦から出場の権利を得る一戦になった。

 前半はホームのブルージュが主導権を握る展開となり、同24分にブルージュは右CKをニアサイドに送ると、FWウェズレイが右足で上手くコースを変えてニアサイドに流し込んで先制。ヘントは1点ビハインドを背負ってハーフタイムを迎えた。

 後半に入るとヘントが立ち上がりに攻勢を見せ、FWミリチェビッチのボレーシュートがゴールを襲う場面もあったが、その出鼻は挫かれてしまった。同12分、ブルージュのMFヴァナーケンのミドルシュートがゴール左に決まり、点差は2点に広がった。

 CLのためには3点が必要になったヘントは同25分、右サイドからDFサイフが一気に突破するとそのまま左足でゴール左に流し込み1点を返した。しかし、その後はゴールに焦るヘントがチャンスをオフェンスのファウルで潰してしまう場面も目立ち、ゴールは奪えず。このまま1-2で敗れた。

 ノーゴールに終わった久保は、これでベルギー移籍後17試合11ゴールでシーズンを終えた。そして、来季はEL本戦から出場してヨーロッパの舞台で戦うことになる。半年間で大ブレークを遂げた久保は、今季の最終戦を悔しさの残る形で終えたが、来季はどのようなプレーを見せてくれるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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