八百長未遂事件でスウェーデンのリーグ戦中止に 「フィクサーが大金の見返りに無気力プレーを要求」

AIKの選手に魔手迫る

 スウェーデン1部の強豪IFKヨーテボリとAIKの一戦が八百長試合となる懸念から延期処分となるスキャンダルが起きた。スウェーデンサッカー連盟が発表した。

 連盟の発表によると、AIKの選手は18日に予定されていたヨーテボリ戦の2日前に、無気力プレーで試合結果を操作するために大金の支払いの申し出を受けたという。

「AIKのある選手がマッチフィクサーと呼ばれる容疑者から接触を受け、巨額な金額を提案された。有害な脅迫とともに、フィクサーは見返りとしてアウエーのヨーテボリ戦で無気力プレーを要求した」と声明文では事実関係を説明。地元警察が捜査に乗り出している。

 八百長未遂事件は世界中に衝撃を与え、英公共放送BBCも特集。連盟の事務局長ハカン・シェストランド氏は「これはスウェーデンサッカーに対する深刻な攻撃。決して受け入れることはできない」と激怒している。

 スウェーデン1部リーグは現在8試合を消化してAIKは6位、UEFAヨーロッパリーグの前身 UEFA杯優勝2回を誇る古豪ヨーテボリは11位につけている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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