「フットボール選手への侮辱だ!」 モイーズ監督が試合前の“ベンゲル発言”に激怒

アーセナルに0-2と敗戦後の会見で牙を剥く

 プレミアリーグ最下位のサンダーランドは16日の敵地アーセナル戦に0-2で完敗した。すでに2部降格の決まっているチームは、強豪相手に意地を見せることができなかったが、デイビッド・モイーズ監督はアーセナルのアーセン・ベンゲル監督の試合前の発言に対して、「フットボール選手への侮辱だ」と激怒している。英紙「ザ・サン」が報じている。

 手も足も出ない完敗後、かつてマンチェスター・ユナイテッドで日本代表MF香川真司を指導した男が牙を剥いた。

「これはフットボール選手への侮辱だ。チームには巨大なプライドがある。選手にも大きなプライドというものがあるんだ! 私自身も選手だった。本気でプレーしていない、試合を投げ出していると疑問に思われることは大嫌いだったんだ」と、モイーズ監督が怒りを爆発させた。

 その攻撃対象は、アーセナルを率いるベンゲル監督だ。プレミアリーグは最終盤を迎えており、すでに降格が決定しているチームや、降格の危険性もなく来季の欧州カップ戦出場権争いにも絡まないチームも存在する。

 現在5位のアーセナルは4位リバプールの取りこぼし待ちの状況だが、4位以内のチームに与えられる来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権の獲得へ執念を見せており、ベンゲル監督は試合前に「やる気のあるチームもあれば、すでに休暇に入ったチームもある」と発言していた。

 

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