香川の前に来季敵将として立ちはだかる? レバークーゼンがトゥヘル招聘を画策か

 

今季限りでのドルトムント退任が浮上 地元紙が“玉突き”人事の可能性を報じる

 レバークーゼンが今季限りでの退任が浮上しているドルトムントのトーマス・トゥヘル監督の招聘に乗り出していることが明らかとなった。ドイツ地元紙「ライニッシェ・ポスト」が報じている。

 2015-16シーズンからドルトムントを指揮するトゥヘル監督は、クラブとの契約を18年まで残しているものの、ここにきてハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOとの確執が表面化。 すでにドルトムント側が後任としてニースを率いるルシアン・ファブレ監督との交渉に乗り出し、合意したとも報じられている。

 一方、レバークーゼンは近年のブンデスリーガで安定した成績を収め、昨季は3位で終えたものの、今季は序盤戦から低迷。3月に就任3年目のロジャー・シュミット前監督を解任し、タイフン・コルクト監督が就任したが、思うように勝ち点を重ねられず第33節終了時点で12位に沈んでいる。来季の巻き返しに向けて、ドルトムントを就任2シーズン連続でUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に導いているトゥヘル監督に白羽の矢を立てたようだ。

 ドイツメディアによれば、ドルトムントはフランクフルトとのDFBポカール決勝を控えているため、進退はその後に判明する見通しだという。仮に退任となった場合、トゥヘル監督は“玉突き”でレバークーゼンの指揮官の座に就くのだろうか。今季ベンチを温める機会も多かった日本代表MF香川真司らの前に、来季から敵将として立ちはだかることになるかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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