チームの特性に馴染み「守備でも貢献」

「久保はPKを正確に決めた。だが、それだけではなくチームの連係の核としてゴールに迫る主役だった。それに加え、守備でも相手のカウンターを防ぐ貢献をしていた」

　前線の選手としてのプレーだけでなく、献身的に守備を行う姿勢も高く評価されている。ヘントはリーグ最少失点でプレーオフに進出した堅守が武器のチームだったが、久保はその特性に馴染み、チームに欠けていた得点力をプラスする存在としてクローズアップされた。

　プレーオフは残り2試合あるものの、ヘント優勝の可能性は消えた。しかし、移籍後のハーフシーズンは、欧州における久保の評価を大きく高めるものになったと言えそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images