浦和が敵地でFCソウルに0-1敗戦も、上海上港も敗れてF組1位通過 16強で済州と激突

決勝Tへ槙野「これからはミスが失点になる」

 後半に入ってもリズムが出ない浦和は同11分、MF菊池大介に代えてMF矢島慎也を投入。MF駒井善成を右サイドにシフトした。その効果もあり、矢島がパス回しの起点になってリズムが好転したが、前線の選手たちが最後のところで突破しきれず、なかなか決定機は生まれない。同32分には右サイドから駒井がマイナスに折り返したところを矢島がミドルで狙ったが、わずかに枠を超えた。

 同33分には、昨年8月31日のルヴァン杯準々決勝で膝の靭帯損傷の重傷を負って以来の出場となるMF梅崎司を田村に代えて投入。攻撃的な選手をピッチに増やした。

 しかし、前線の閉塞感は解消されることなく時計の針は進み、このまま0-1でゲームは終了。しかし、他会場でウェスタン・シドニー・ワンダラーズが上海上港を3-2で破ったため、浦和は1位通過が決定。決勝トーナメント1回戦では、済州ユナイテッド(韓国)と対戦することが決まった。

 レギュラークラスのプレーヤーで起用されてフル出場のDF槙野智章は、「まだまだミスが多い試合。これからは質の高い相手になるので、ミスが失点になる。集中して一つひとつ勝っていきたい」と、決勝トーナメントを見据えた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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