モウリーニョ監督、対アーセナル戦初黒星に皮肉 「彼らがハッピーなのはこれが初めてのこと」

敵地アーセナル戦で0-2敗戦も13年間リーグ優勝から遠ざかるライバルをチクリ

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は7日、敵地でアーセナルに0-2で敗れた。自身の対アーセナル戦初黒星となり、ライバルへ皮肉も込めたエールを送っている。英地元紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」が報じた。

 試合は前半をスコアレスで折り返し、迎えた後半9分にアーセナルMFジャカのミドルシュートがMFエレーラに当たって軌道が変わると、GKデ・ヘアの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。さらに3分後には元ユナイテッドのFWウェルベックが豪快なヘディングシュートを決めて追加点。ホームのアーセナルが2-0で完勝を収めた。

 2015年のコミュニティー・シールドを除き、リーグ戦とリーグカップでは過去13戦アーセン・ベンゲル監督相手に負けがなかったモウリーニョ監督だが、ついに宿敵相手に敗れた。試合後には以下のようなコメントを残している。

「アーセナルファンがハッピーで、私もハッピーだ。私がハイバリー(アーセナルの旧本拠地)やエミレーツを去る時に、彼らがハッピーなのはこれが初めてのこと。私がハイバリーから去る時、彼らは泣いていた。私がエミレーツを去る時、彼らは泣いていた。彼らがうなだれながら通りを歩いていた。今日、彼らは歌う。彼らにとって素晴らしいことだ。それこそがビッグクラブだ。アーセナルのようなビッグクラブはトロフィーを獲得できていないという事実を私が楽しんでいたと思うかい? 楽しくなかったよ」

 アーセナルの勝利を祝福しながらも、同クラブが13年間リーグ優勝から遠ざかっていることをチクリと刺すあたりがモウリーニョ監督らしいメッセージだった。

 

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