浦和が鹿島との大一番へ“秘策”を用意? 2トップに興梠とR・シルバ、トップ下に入ったのは…

 

勝ち点1差の首位攻防戦を前に、ペトロヴィッチ監督が新布陣をテスト

 浦和レッズが因縁の鹿島アントラーズとの直接対決を翌日に控え、前日練習でMF駒井善成をトップ下に起用する秘策を試した。

 2ステージ制で行われた昨季、浦和は年間勝ち点1位でチャンピオンシップ決勝に進出。年間3位から勝ち上がった鹿島を迎え撃った。敵地での初戦を1-0で勝利した第2戦のホームゲームで、浦和は先制しながらも1-2の逆転負け。アウェーゴール数の差でJリーグ王者の座を逃した。4日のリーグ戦は、その鹿島をホーム埼玉スタジアムに迎え撃つ一戦になる。

 浦和は勝ち点19で首位に立つものの、前節の大宮アルディージャ戦で0-1の敗戦。さらに日本代表DF遠藤航とMF柏木陽介が負傷し、この鹿島戦は欠場が決定的だ。3位とはいえ勝ち点1差で追い上げる鹿島との“首位攻防戦”に、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「鹿島は素晴らしいチームであり、我々は最近ホームで勝利できていない。そうした過去の対戦も考えた上で、ゲームに向かわなければならない」と、厳しい表情で話した。

 そうした状況に、この日の前日練習ではDF那須大亮を3バックの中央、MF青木拓矢をボランチに配したが、FWラファエル・シルバとFW興梠慎三の2トップに加え、駒井をトップ下に起用するシステムをテストした。駒井は今季AFCチャンピオンズリーグのFCソウル(韓国)戦で、ボランチで出場しているが、トップ下での起用となれば昨季に京都サンガF.C.から加入して以来、初となる。

 

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